夏の準備、からだは静かに始動

立夏が、5月5日です。今から夏です。と、暦では、スタートです。が、もう夏日がどんどん出ています。今年のぞおっとする夏は? 暑いんでしょうね! 夏の脈はどんどん表に出て解放感のある脈になっていきます。まだ始めの頃ですからちょっとした変化(急に寒くなる)にはまだ弱いです。

段々と慣れてくるのが良いのですが、今年は始めから変化が激しく落ち着かない状態で立夏を迎えそうです。漢方理論の五行理論木火土金水の春は木(肝)から夏は火(心)に移ります。心臓が中心に動くのです。春(木、肝)がしっかりとしていれば夏(火、心)も良い状態になるのですが、5月前に肝臓が疲れている方が多く、春の変動の為だと思われます。

心臓が強ければ活動的になり一年の中でも一番元気になります。その反面調子が良くないと、胸苦しい、重い、立ちくらみ、足取りが重いなどの症状が出やすくなります。

立夏の前後7日間は脈上では春の脈から夏の脈への切り替えの時期で脈が乱れ、立夏前の7日間は肝(木)を中心にした脈ですが一度バラバラになり、その中の脈から、立夏をすぎ7日間で心(火)を中心とした脈に、かわるのです。そして一年で最も活動的な、季節になります。植物は芽吹きから育つ時期に変わり、人間もエネルギーを蓄える時期です。但し昨年の様に暑すぎると体力を奪われ体調を崩す事になります。ゴールデンウイークは体の調整には、調度良いお休みです。