未病とは?病気になる前の付き合い方
未病とは東洋医学にある独特の考え方です。病気が表面にでてくきたり、自分自身で自覚される前に、すでに体には変調として現れている寒暖差・気圧変動・ストレスなどからくる体調不良や、頭が重い・イライラする・疲労感・不眠などからくる不定愁訴などは、体からの信号です。
例えば、胃の調子が悪いとき、胃のツボ(体の表面にでる反応点)や、経絡(ツボの流れ)に痛みがあったり、山なりになったり、コリコリしたり、触ると胃が気持ちよくなる点などがあります。そのツボは治療点となり、お灸を据えると胃の調子がもどる、ほっとしたり緩む感覚などがでてきます。他には足の疲れには足の三里、足の冷えには三陰交にお灸をすると改善がみられます。
病気になる前の状態を改善することで、未然の病気を防ぐことができます。精神的なストレスや季節の変動などで、体の色々な不調の要素が集まったときに病気は必ず発症します。その要素を減らすことで体が対応できる様になり、健康を維持することができます。