今年の施術を振り返って
今年最後のブログになります。今年、施術の仕事をして、新しいこと、再確認することが出来たことが幾つかありました。私の基本的な考え方は、まず施術のベースになる体の基本構造を良く理解すること。屋台骨、筋肉、皮膚など。その中で特に重要なのが、上部頚椎(頚椎の三番、二番、一番そして後頭骨と側頭骨)です。
頭部と頚部がつながっている筋肉が左右前後にあり、頭を動かして情報を取るように出来ています。全身のバランスを取ること、そして全身から脳へ情報を伝える重要なポイントになります。よって少しの筋肉の緊張によるズレ(S字カーブのズレ)が背骨に影響し体全体に影響を与えてしまいます。腰椎、骨盤、そして足(股関節、膝、足関節)に影響を与えて、歪みとして現れます。
特に膝は足関節と股関節の間にあり、両者の動きで膝の動きが大きく変わります。頚のズレが股関節、膝、そして足関節まで影響を与えます。足関節で特に大事なのが距骨です。バランスをとっています。膝で大事なのが腓骨です。この回りには長腓骨筋、短腓骨筋、第三腓骨筋があります。膝が外に向くのを押さえ込んでいます。
股関節には特に大事な大腰筋があり、骨盤と背骨をつないでいて肋骨にも影響をするので、大隔膜や呼吸に影響を与えます。この様に全身に影響があります。施術をする上で、この様なことをベースとして行い、実際に患者さんにより細かいところを探り出し施術にあたるようにしています。今年は気候の変動により体調不良が多く、大変な一年でした。
どうか来年は安定した年になります様に、そして皆様の健康を願っております。