東洋医学や鍼灸との出会いから現在の治療まで

私の幼少期は、原因不明の発熱により、頻繁に起こる体調不良に悩まされていました。
その悩みは成長しても続くことが多く、一生付き合っていくしかないと諦めの気持ちでいました。
常に薬を飲みながら、病院に通う生活が普通だという感覚になっていました。

私が26歳のとき、当時のアメリカ大統領ニクソンがに中国に訪問するというニュースがテレビ番組で報じられました。そのテレビ番組を観ているときに、鍼(はり)治療で難病を治すというニュースも流れていました。
「鍼で病気が治るんだ!」という素直な気持ちで観ていました。

病院通いと薬を服用することが当然なんだと感じていた自分は、その他の治療方法として東洋医学の漢方治療や鍼灸治療があるということを初めて知りました。そして、直感的にこの治療法が自分に合っていると感じました。

ニクソン訪中
ニクソン大統領の訪中写真

次の日、鍼灸専門学校を調べて、すぐに入学を決意しました。入学後は一生懸命に勉強しました。その中で、自分も含めて人間の体のことを何も知らないこと気づかされました。人間の基本骨格・関節・筋肉・筋膜・神経など学べば学ぶほど楽しくなりました。さらに、学びを深めようとカイロプラクティック専門学校にも通いました。

カイロプラクティック専門学校の授業では、治療テクニックの授業が多く、自分が学びたいと思っていた人間の骨格や構造は学ぶことができず、解剖の書籍を独学で調べていました。
独学での勉強に疲れていたときに、カイロプラクティック専門学校でアメリカのドクターが講演会をすることを知りました。せっかくのチャンスだと思い参加しました。

講演会に参加し、最後の質問の時間になったときに、思い切って質問をしました。
「どうすれば体や骨格のことをもっと学べますか?」
アメリカのドクターは優しくこう答えてくれました。
「アメリカに来たら、それができるよ。」
その答えを聞き、すぐにアメリカに留学することを決めました。
アメリカ留学中には、解剖学・哲学・レントゲン学など体に関して必要な勉強はすべてできました。

帰国後は、鍼灸学校で学んだこととアメリカ留学で学んだことを組み合わせて治療をしてきました。
骨格から皮膚までのことを理解して、現在の治療に至っています。

現在の治療は、基本的に体の歪み(ゆがみ)を取り除くことで、病気になる前や症状が現れる前の状態を取り戻す治療を行っています。
私と同じような原因不明の体調不良や病気の人が少しでも楽になって、正常な状態に戻ることサポートしています。