成長化収蔵

夏本番です。
暑いのは当然、植物も動物(人間も), 一年を通して一番活動的になる時期です。
植物は成長し、秋から冬に向かい栄養を貯める為、この一番暑いときに、より活性化してエネルギーと栄養を太陽からと土(地球)からもらっています。
漢方医学では 「成長化収蔵」と言う考えがあり、春夏は成長し夏本番と夏の終わりかけ(7月23日から8月6日)秋手前までを土用といい、「化」、エネルギーを造り出す時期です。
秋は「収」、エネルギーを蓄える準備を始めて、冬は「蔵」、蓄えることになります。
今はエネルギーを造りだす大切な時期です。
しっかりと暑くなければなりません。
植物も動物も同じだと考えればいかに大事な時期なのかということがわかります。
昔、江戸では夏、せいぜい水で冷やした食べ物があるぐらいでした。
栄養補給としては冷やした甘酒がよく飲まれていました。
今で言うミネラル、ビタミンがたっぷり入ったドリンクです。
そして、平賀源内がつくったキャッチコピーと言われる「土用にうなぎ」、これもビタミン豊富、夏バテ防止に良いと言われています。