夏前の気候変動と健康への影響
7月に入り、いよいよ夏本番前になりました。梅雨がいつ開けるかわかりません。偏西風の蛇行が変わり次第だと思います。東北地方で稲作に必要な時に水がなく、二年連続で不作になるようです。今になって豪雨のような雨が降り注いでいますが、残念ながら間に合いませんでした。
山形のさくらんぼは暑くてしわしわになり、シャインマスカットは水が足りなかったところに急に雨が降り、水分を吸い込み過ぎて身がひび割れになっているようです。日本の食料はただでさえ自給自足が足りていないのに、今後どうなるのでしょうか。
来院される方の体をチェックさせていただいていますが、前回も書きましたが、季節の変化が安定していませんでしたので体に影響を受けていました。やっと夏の脈が安定して打っている方が出てきました。体の準備が出来、夏を自覚し始めました。
気圧はこの頃は1000ヘクトパスカル前後で低気圧です。まだ梅雨が開けていませんのでもう少し下がる時がありますが、冬に比べて夏は全体に気圧は低いです。気圧が低いと血管が拡張され循環が良くなり体が活性化されますが、急に下がると逆にむくみやすくなります。
安定して気圧が低いところは循環が良くなるので寿命が他の地域より長くなるようで、男性の長寿県は長野県で標高が高いためだそうです。女性の長寿県は沖縄県で暖かいこと、そして低気圧が発生する地域のためだそうです。
今年は変動が激しく体に影響、特に自律神経に影響を与えるので、無理をしない、休養をとることで乗り越えましょう。