AI時代の施術家としての役割
人間の身体は完璧に創られているそうです。修正する能力、対応する能力、そして創造する能力、AIが人間に迫って来ています。膨大なデータから情報を集めて質問されたことに10秒で答えるそうです。何処まで人間に近づけるかという時代から既に色々な分野で越えているようです。企業に勤めている方が仕事に必要なことはAIに質問をして色々な事を調べあげ、法律的に必要なことも弁護士に聞くよりAIに質問すると10秒で回答が返ってくる。AIが答えてきた事をどう使うかが人間のやること、と言われています。もう当たり前に存在している。使われるのでなく、どう使うかが人間に問われているようです。
施術の分野でも体調が悪い方が来院されて、例えば胃の調子が悪い症状がある時にAIに聞くと即座に何処のツボを使えばいいか出ると思います。そこを施術して解放に向かえば良いのですが、それだけでは解決できない事が実は多いです。調子が悪い裏には仕事のストレス、それによるアルコールの飲み過ぎ、姿勢の悪さからくる胃への圧迫、そして自然現象、気圧の変動による循環の低下などもあります。
それらの情報をAIに与えて、出してきた回答を、実際に触診(接診)、脈診で調べ上げる事が必要です。そして、最後にその人の癖(歪)もあるので、それをトータル的に判断するのが施術家の役目だと思います。将来その様になれば良いのですが、私はまだまだアナログ人間でして、いつかはと思っています。